85. 萬福寺 : Manpuku ji

You are here Home  > >  85. 萬福寺 : Manpuku ji
Item image

萬福寺(まんぷくじ)は、京都府宇治市にある黄檗宗大本山の寺院。山号は黄檗山、開山は隠元隆琦、本尊は釈迦如来である。日本の近世以前の仏教各派の中では最も遅れて開宗した、黄檗宗の中心寺院で、中国・明出身の僧隠元を開山に請じて建てられた。建物や仏像の様式、儀式作法から精進料理に至るまで中国風で、日本の一般的な仏教寺院とは異なった景観を有する。
「万福寺」と表記されることもあるが、宗教法人としての名称は「萬福寺」であるため、本項でも「萬福寺」と表記する。

重要文化財(建造物)
・「萬福寺」16棟(総門、三門、天王殿、大雄宝殿、法堂、鐘楼、鼓楼、伽藍堂、祖師堂、斎堂、禅堂、東方丈、西方丈、祠堂、大庫裏、威徳殿)(附:廊8棟、鎮守社、廊棟札、伽藍絵図5点、作事関係文書7冊)
・「萬福寺松隠堂」7棟(通玄門、開山堂、舎利殿、寿蔵、客殿、庫裏、侍真寮)(附:裏門、宝蔵、鐘楼、廊2棟、石碑亭)

黄檗宗大本山である萬福寺の建築、仏像などは中国様式(明時代末期頃の様式)でつくられ、境内は日本の多くの寺院とは異なった空間を形成している。寺内で使われる言葉、儀式の作法なども中国式である。本寺の精進料理は普茶料理と呼ばれる中国風のもので、植物油を多く使い、大皿に盛って取り分けて食べるのが特色である。萬福寺は煎茶道の祖・売茶翁ゆかりの寺としても知られる。隠元と弟子の木庵性瑫、即非如一はいずれも書道の達人で、これら3名を「黄檗の三筆」と称する。このように、隠元の来日と萬福寺の開創によって、新しい禅がもたらされただけでなく、さまざまな中国文化が日本にもたらされた。隠元の名に由来するインゲンマメのほか、孟宗竹、スイカ、レンコンなどをもたらしたのも隠元だといわれている。


Our address

Address:
京都府宇治市五ヶ庄三番割34
GPS:
34.915066, 135.8072889
Web:
http://www.obakusan.or.jp/

Leave a review

Price
Location
Staff
Services
Food

Close Comments