89. 東福寺 : Tofuku Ji

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東福寺(とうふくじ)は、京都市東山区本町十五丁目にある臨済宗東福寺派大本山の寺院。山号を慧日山(えにちさん)と号する。本尊は釈迦如来、開基(創立者)は、九条道家、開山(初代住職)は円爾である。京都五山の第四位の禅寺として中世、近世を通じて栄えた。明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、今なお25か寺の塔頭(山内寺院)を有する大寺院である。

東福寺は京都市東山区の東南端、伏見区と境を接するあたりにある。この地には延長2年(924年)に藤原忠平によって建てられた藤原氏の氏寺・法性寺の巨大な伽藍があった。嘉禎2年(1236年)、九条道家(摂政)は、この地に高さ5丈(約15メートル)の釈迦像を安置する大寺院を建立することを発願、寺名は奈良の東大寺、興福寺の二大寺から1字ずつ取って「東福寺」とした。大仏は建立されるも、のちに焼出して、現存しない。

円爾ははじめ九州博多の承天寺に住したが、同寺が天台宗徒の迫害を受けて焼き討ちされたため、九条道家の援助で上洛、東福寺の開山に迎えられた。
東福寺の建設工事は30年以上に亘って続き、法堂(顕教寺院の「講堂」にあたる)が完成したのは文永10年(1273年)であった。その後、元応元年(1319年)の火災をはじめたびたび焼失するが、九条家、鎌倉幕府、足利家、徳川家などの援助で再建されてきた。

平成26年6月、国の名勝に指定された。同年10月、完成当時の庭園が復元された。

三門、本堂、方丈、庫裏などからなる主要伽藍を中心に25の塔頭寺院がある。主要伽藍の北には洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷があり、西から東へ臥雲橋、通天橋、偃月橋という3本の橋(東福寺三名橋)が架かる。通天橋は、本堂から通じる廊下がそのまま屋根付きの橋となったもので、この付近は特に紅葉の名所として知られる。橋を渡ると、開山円爾を祀る常楽庵がある。応仁の乱の戦火を免れた貴重な文化財が数多く存在する。

国宝
・三門
応永32年(1425年)に足利義持が再建し、現存する禅寺の三門としては日本最古のものである。上層に釈迦如来と十六羅漢を安置する折衷様の五間三戸二重門である。

重要文化財
建造物
・六波羅門
・浴室
・東司
・禅堂
・偃月橋
・三聖寺愛染堂
・月下門
・二王門
・鐘楼(所在万寿寺)
・十三重塔(石造)
・常楽庵開山堂・昭堂、客殿(普門院)、塔司寮(書院)、庫裏、楼門、鐘楼、裏門

アクセス:
・JR奈良線・京阪本線 東福寺駅下車、徒歩10分。
・京阪本線鳥羽街道駅からも徒歩で行け、伽藍の南側(三門等)へはこの駅のほうが近い。
・京都市営バス202・207・208系統「東福寺」下車、徒歩10分。


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京都府京都市東山区本町十五丁目778番地
GPS:
34.9767954, 135.77132089999998
Web:
http://www.tofukuji.jp/

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